相手は不調で、うちは勝点0。ホームで勝利が求められる

CLリーグフェーズ第2節、マンチェスター・ユナイテッドをメトロポリターノに迎える。10月13日(火)21時、日本時間では14日(水)4時のキックオフだ。うちは初戦のアンフィールドで1-2と逆転負けして勝点0、ユナイテッドは初戦でサバーに4-0で勝って勝点3を持っている。

ユナイテッドの調子は良くない。プレミアは6試合で1勝3分2敗の勝点6で13位、サバー戦のあとは公式戦4試合勝ちがない。ただ、ビッグネームも抱えるチームだ。ムベウモ、ブルーノ・フェルナンデス、クーニャが並ぶ前線は、個人で点を取れる。油断できない相手なのはその通りだが、うちは勝点0で、ホームでは勝利が求められる。

リーグフェーズの8位ラインは、直近2季とも勝点16だった。ここで負けると、残り6試合で16に届かせるには5勝1分が要る。そうなれば現実的な狙いは9位から24位のプレーオフ圏で、プレーオフを経由して勝ち上がっても及第点とは言えるが、まだ8位以内の目は残しておきたい。残りの相手で上のポットはバイエルンとPSVの2つで、バイエルンはホームで迎える。

節日付相手ポット
第3節10月20日シュトゥットガルト(A)4
第4節11月3日バイエルン(H)1
第5節11月25日ヴィーキング(H)4
第6節12月9日PSV(A)2
第7節1月19日ボデ/グリムト(A)3
第8節1月27日フェネルバフチェ(H)3

前線で点を取っているのはムベウモで、マルティネスは失点に絡んでいる

ユナイテッドは今季の公式戦8試合とも、4-2-3-1で先発を組んでいる。前線で一番警戒したいのはブライアン・ムベウモだ。右サイドに入る左利きで、プレミアの3得点はブルーノ・フェルナンデスと並んでチーム最多。トッテナム戦では最前線で起用され、ボックス内で反転して決めた。夏のプレシーズンでは、アトレティコ相手にも2点を取っている。一方で、現地の採点は試合ごとに上下していて、出来には波がある。

ブルーノ・フェルナンデスは主将で、トップ下に入る。縦パスとロングボールで攻撃を組み立てる起点だ。昨季はPFAとFWAの両方で年間最優秀選手に選ばれたが、今季はイプスウィッチ戦のハットトリックのあと、プレミアでは低調だという評価が続いている。

クーニャは主に最前線で使われているが、プレミアの得点は1点にとどまっている。左ウイングに入ったトッテナム戦では、外での足技からムベウモの得点をお膳立てした。

最終ラインでは、左利きのセンターバック、リサンドロ・マルティネスに注目したい。マグワイアと組んでプレミア5試合に先発しているが、失点に絡む場面が目立つ。フラム戦ではオウンゴールを献上し、トッテナム戦の90+2分の同点弾では、クロスに合わせたソランケに競り負けた。

先制はできている。問題はそのあとに与えるPKだ

今季のうちは、先に点を取ることには困っていない。公式戦9試合のうち8試合で先制していて、先制できなかったのは0-3で負けたサン・マメスだけだ。先制した8試合は6勝1分1敗。プレミアを対象にした分析などでは、先制したチームの勝率は6割から7割程度とされていて、それと比べて悪い数字ではない。

気になるのは、リードしてからPKを与えて追いつかれていることだ。先制したあとに追いつかれたのは、ビジャレアル戦、アンフィールド、アラベス戦の3回。そのうちビジャレアル戦とアラベス戦は、同点にされたのがPKだった。今季与えたPKは3本で、どれもリード中か、追いつかれて同点になってからだった。ビジャレアル戦は1本目をヒュルマンドが、2本目をル・ノルマンが与え、ル・ノルマンはその場面で一発退場になった。アラベス戦は前半の終了間際、ル・ノルマンがトニ・マルティネスを掴んで倒している。

ル・ノルマンはリーガの先発4試合で、PKを2本与えている。シメオネはアラベス戦のあと、PKだったことを認めたうえで「相手を掴むプレーはいつもあるし、これからもある」と話した。余裕のある試合にはならないと思うので、ル・ノルマンの先発はリスキーだ。外すなら、ロメロ、ハンツコ、プビルの3人から2人をセンターバックに並べればいい。ハンツコはアラベス戦に62分から入っただけで、プビルは出場していないので、体力的には準備ができていると思う。

ユナイテッドは終盤に失点が多い。プレミアの9失点のうち4点が83分以降で、トッテナム戦は90+2分に追いつかれた。カラバオ・カップのブライトン戦は2-0から逆転負けしている。リードしたまま終盤に入れば、先に崩れるのはユナイテッドのほうかもしれない。そのためにも、ボックスの中でPKを与えないことだ。

先発はデイビッドとバエナで。フリアンには早くゴールを

最前線はデイビッドで始めていいと考えている。オサスナ戦、ソシエダ戦、マドリー戦で決めて3得点、アラベス戦でも先発してグリマルドの先制点をアシストした。

フリアンにも出場時間を与えてほしい。アンフィールドではジョレンテの先制点をアシストし、アラベス戦では相手の退場を誘ってFKをポストに当てたが、今季はまだ得点がない。8月のビジャレアル戦では、試合前に大型ビジョンに姿が映った時点から口笛が鳴り、66分に入ってからもボールに触れるたびに同じ音が起きた。フリアンに思うところがあるファンの気持ちもわかる。ただ、タイトルを取るには全員の最高の状態を引き出す必要があり、いまはつべこべ言わず、トップフォームに戻してもらうのが最優先だ。そのためにも、早くゴールが見たい。

バエナも先発で見たい。今季は4得点。ビジャレアル戦ではスルーパスでジュリアーノの同点弾を作り、ベンチスタートだったアラベス戦も、ハーフタイムから入り、アウトサイドで上げたとても質の高いクロスでロメロの決勝点を作っている。

試合中に見たいこと

見たいのは、先制したあとに自分たちの不用意なプレーでピンチを招かないかだ。終盤まで集中を切らさず、ムベウモたちに得点を許さない試合を期待したい。